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二十四式太極拳【套路の名前を覚えよう③】

更新日:2022年4月7日

太極拳歴6年目。

長崎の鍼灸院、陽鍼はり灸(ヒバリハリキュウ)オーナーの山口です。

今回は太極拳の套路の名前を覚える全8回の3回目です。



✓前回の復習


3. 白鶴亮翅 (バイフーリャンチ)

4. 左右搂膝拗歩 (ズオヨウローシーアオブー)

5. 手揮琵琶 (ショウホイピーパ)


白鶴亮翅 (バイフーリャンチ)は白鶴が羽を上下に広げるしぐさ、左右搂膝拗歩 (ズオヨウローシーアオブー)は搂掌(ロージャン)で膝前を払い、拗弓歩(アオゴンブー)で推すという動作、手揮琵琶 (ショウホイピーパ)は琵琶を抱えつま引く動きでした。


≫くわしくはこちらをご覧ください。



✓套路の名前を覚えよう


今日覚えるのは


6. 左右倒巻肱(ズオヨウダオジェンゴン)

7. 左攬雀尾(ズオランチュウウェイ)

8. 右攬雀尾(ヨウランチュウウェイ)


の3つです。


動きと一緒に套路の名前をしっかり覚えていきましょう。

今回は名前を覚えるのが目的なので、細かい動きについては省略しています。



6. 左右倒巻肱(ズオヨウダオジェンゴン)


24式の套路の中で、唯一後退するのがこの「倒巻肱」です。

「後進する車の如く引きさがり、手は猿のように回転させる」という意味合いがあります。

身体は東に向けたまま、猿が腕をさかさまに回すような恰好で後退しながら敵の攻撃をかわしていきます。

太極拳の原則である【虚実分明】(右手が実なら左手は虚、その時は右足が虚で左足が実となる。)のとおり、右手に力が入るとき左手は意識せず、左足に力を込めると右足は自然な動きになります。



7. 左攬雀尾(ズオランチュウウェイ)


二十四式に同じ型が左右二度現れるのは、この「攬雀尾」を含めて 三つだけです。

「攬雀尾」の「攬」は「せき止める」という意味で、「雀」は「孔雀」を表します。

これを「孔雀の尾を用いて相手の攻撃をせき止める」と解釈すると、「孔雀の飾り羽を使って敵の攻撃をせき止める動き」となり、「孔雀の尻尾をからめ捕る」と解釈すると、敵の腕を孔雀の尻尾に見立て、その攻撃をさばく動き」という意味になります。

いずれにしても手の動作が重要になってきます。

左攬雀尾は、まず東を向いての動作になります。


8. 右攬雀尾(ヨウランチュウウェイ)


「左攬雀尾」から180度ぐるりと回って西を向いての動作になります。

この左と右の動きはともに「孔雀」というキーワードが重要です。

孔雀をイメージした美しい動きを心掛けたいですね。

また、敵の攻撃を受ける「掤(ポン)、」敵の動きを引き寄せる「履(リー)」、敵の胸を目掛けて両手を押し出す「擠(ジー)」、押さえつけ押し飛ばす「按(アン)」の四つの手法は敵との攻防戦の際の大切な基本となります。





いかがでしょうか。

ここまでの24式の動きと名前は結びつけられましたか?

次回覚えるのは


09.単鞭(ダンビェン)

10.雲手(ユンショウ)

11.単鞭(ダンビェン)


です。







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次回の『太極拳のお話⑨』は11月9日(火)の予定です。




 



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