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二十四式太極拳【套路の名前を覚えよう①】

太極拳歴6年目。


長崎の鍼灸院、陽鍼はり灸(ヒバリハリキュウ)オーナーの山口です。


今回から全8回で太極拳の套路の名前をしっかり覚えていきたいと思います。



套路の名前を覚える理由


私が太極拳に出会ってから6年経ちますが、いまだに先生から套路の名前で


「次はイエマフェンゾンから~」


などと指示が出ても全然体が反応しません。


套路の名前と動作が結びついていないのです。


動きを覚える事だけでも大変なのに、名前まで覚えるのはちょっと…


と思う方もいるかもしれませんが、そもそも名前は動きのイメージを現しています。


名前を覚えておくと


「この動きにはこんな意味があるのね!」


と気づき、太極拳がますます面白くなるはずです。



太極拳の名前を覚えよう


今日覚えるのは


0.予備勢(ユイベイシー)

1.起勢(チーシー)

2.左右野馬分髪(イエマフェンゾン)


の3つです。


動きと一緒に套路の名前をしっかり覚えていきましょう。


今回は名前を覚えるのが目的なので、細かい動きについては省略しています。




0.予備勢(ユイベイシー)


太極拳では正面を南ととらえます。


南を向いて立った姿勢を

予備勢(ユイベイシー)

といいます。


予備勢(ユイベイシー)

とは【準備姿勢】のことです。


動きとしては両足を閉じた状態から左足を肩幅に開くだけですが、動作を始める前に気を落ち着かせ集中するための重要な動きです。




1.起勢(チーシー)


【動作が始まる】という意味です。


予備勢(ユイベイシー)と同じく南を向いて立った状態です。


腹式呼吸で両手を上げ下げしながら、指先から気を注入していきます。




2.左右野馬分鬃(イエマフェンゾン)


やっと動き始めました。


方角としては東に進んでいきます。


左右野馬分鬃(イエマフェンゾン)は

【野馬のたてがみを左右に分ける】

という意味です。


「鬃」は読み慣れない漢字ですが、日本語で「ソウ」と読み、一文字で

【馬のたてがみ•馬の後頭部に生える長い毛】

という意味があります。


野馬のたてがみを触った経験のある方は少ないと思いますが、想像してみましょう。


太極拳の動きのイメージとしては


”野原を駆ける馬のたてがみのように”

”野馬のたてがみをかき分けるように”

”馬のたてがみを手入れする動き”


と資料によってさまざまですが、二十四式太極拳においては


”馬のたてがみを手入れする動き”


をイメージするといいかと思います。


なお、読み方で左右(ズオヨウ)は省略しています。




次回覚えるのは


3.白鶴亮翅(パイホリアンチ)

4.左右搂膝拗歩(ロウシヤアオブ)

5.手揮琵琶(シオウホエピパ)


です。




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