オーナーの山口です。
今日は薬膳についてのお話をしようと思います。
とはいえ、薬膳については私もこれから勉強していくところなので、初心者同然というところです。
ですので、内容としては初めての方向けになっていると思いますがご了承ください。
私も勉強しながらこちらに書いていくことで少しづつレベルアップしていくと思います。
今まで10年近く鍼灸師として仕事をしておりまして、患者さんによく聞かれる質問が
“こういうときは何をたべたらいいの?”
逆に
“こういう時は何を食べない方がいいの?”
というものです。
陰陽五行の知識の中である程度の答えは出せるのですが、大切な患者さんにある程度の答えしか出せないようでは良くないなという思いから薬膳の勉強をするのに至りました。
中医営養薬膳学とは、中医学の理論に従って、食材や中薬を用い、健康の維持・増進、疾病の予防・治療・回復などを目指す学問である。食材や中薬がもっている四気五味、加工による帰経・効能・応用法などを研究し、個人の年齢・性別・体質・体調・生活環境に合わせた食生活を提案する。
(「実用 中医薬膳学」より)
とあるように、薬膳は鍼灸と同様に、ひとりひとりの体に合わせた食事ということになります。
処方されるお薬がひとりひとり違うように、食事もひとりひとり変えていく必要があるということです。
もちろん家族での食事でそれぞれ食事を変えるのは不可能だと思いますが、例えば自分にとって大切な食材を多くよそってみたり、薬膳のお茶で補ってみたり、知識があればいろいろな工夫はできるかと思います。
先日書いた『陰陽五行のお話①』にもつながりますが、薬膳にもこの陰陽五行が深く関わっています。
木→肝・・・精神・感情に関わる
火→心・・・意識・思考に関わる
土→脾・・・胃腸機能や消化吸収
金→肺・・・気をコントロール
水→腎・・・生命活動に関わる
というお話をしましたが、たとえば
五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中の“肝”
精神や感情に関わるという働きがありますが、他にも
血液循環の調節
気の巡りをよくする
という重要な役割を担っています。
女性であればこの肝の働きによって月経が正常に保たれているということも言えます。
ですので、女性にとって肝はとても大切な臓器であり、肝の働きを良くする薬膳を積極的に摂るようにすれば五臓のバランスが保たれるということになります。
今日はさわりだけですが、詳しい内容についてはこれからも
毎週金曜日(次回8月13日)
に書いていきたいと思います。
ご興味のある方はぜひ続けて読んでみてください。
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