美容鍼に興味はありますか?
もしあなたが
“興味はあるけど痛みや出血等への不安があるから怖い”
と尻込みしているのだとしたら…
今日はそのあたりについてお話しようと思います。
出血について
前回の『美容鍼のお話①』でもお話しましたが、美容に使用する鍼は直径約0.10mm~0.14mm。
髪の毛よりひとまわり太い程度をイメージしていただけたらと思います。
まず最初にお伝えしたいのが、この程度の太さの鍼を皮膚に刺しても、まずほとんど出血はしません。
実際、美容目的以外で当院で使用する一番太い鍼は直径0.25mmですので、美容鍼のおよそ倍の太さですが、その太さの鍼を刺しても出血はほぼありません。
もちろん、女性の場合は生理周期によってもお肌の状態(特にお顔)は変わってきますし、常用しているお薬の影響などにより出血しやすい傾向のかたもいらっしゃいます。
そういった方には細心の注意を払ってできるだけ出血のリスクのない場所を選んで刺鍼します。
痛みについて
また、鍼を刺すときの痛みについてですが、どんなに細くても鍼を刺すのですから、痛みがゼロではありません。
中には全く痛みを感じないという方もいらっしゃいますが、痛みの感覚はかなり個人差があります。
一般的には一瞬チクッとした刺入痛といわれるものは大なり小なりあります。
ただ、鍼を刺すことによって痛みを上回る効果もあります。
鍼の刺激は脳に伝達され、脳の視床下部や松果体から、リラックス効果のあるセロトニンや、鎮痛効果のあるエンドルフィンが分泌されます。
鍼を刺す毎にお顔だけでなく足の先まで優しく包まれるような感覚になり、鍼を刺している間は心地よい時間が流れます。
また、鍼を刺すことは自律神経のバランスを整え、副交感神経と交感神経のスイッチがスムーズになることで、ストレス性の不眠や自律神経失調症の改善などのにも効果があるといわれています。
鍼による出血や刺すときの痛みはゼロではありませんが、そのリスクを上回る効果があることは、美容鍼がこれだけ一般的に知られるようになってきたことからもご理解いただけるかと思います。
陽鍼はり灸では美容鍼をご希望の方には痛みや出血、内出血などのリスクについても十分にご説明し、ご同意をいただいてから施術させていただいております。
内出血については施術後時間が経ってから現れる場合がありますので、お急ぎの方以外は施術後のハーブティーを飲みながらお帰りまで少しお時間をいただくこともおすすめしています。
不安はあるけれど一度やってみたいという方はこちらをお試しください、
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明日は『薬膳のお話②』です。